「味噌をください」店主の大城さんが来店し、そう言ったのが初めての出会いでした。 それぞれの味噌の特長などを詳しく聞くので、用途を尋ねてみると、キリンビール主催の「まーさんレシピコンテスト」に出品するための材料を探しているとのこと。 その後来店したときには、120作品の中から30作品が選ばれる第一次審査を通過したとのことでした。 早速お店を訪ね、「島野菜と県産チキンのうっちん味噌マリネ」をオーダーしてみました。実は、苦菜とナーベラーはクセがありちょっと苦手であったが、食べてみるとほとんどクセがなく、それぞれの野菜の良いところを引き出して全体的にまとまっている。ナーベラーもきちんと火は通っているが、シャキシャキとした食感を残すなどかなり工夫がされている。 「なるほど一次審査を通過するわけだ」と感じた。大城さんに話を聞いてみると、内地で料理の修業をしている時に、浅草の老舗の洋食屋で食べた本物の「ハヤシライス」にカルチャーショックを受け、沖縄に戻ってこの味を広めたいと思い、26才の時に「シェフの台所」をオープンしたとのこと。 「いつも冷蔵庫にあるような素材を、手を加えるとこんなに美味しくなる」をモットーに、かたひじを張らずに入れる「街の洋食屋さん」を目指していると言う。 その看板メニューのハヤシライスは、肉を香味野菜と煮込み、そのスープに肉と野菜を入れてさらに煮込むという作業を3日間繰り返したものに、小麦粉をバターでじっくりと時間をかけて炒めたルーを合わせたという手の込んだ一品は一度味わう価値大です。